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柴田 薫
波紋, 28(1), p.26 - 28, 2018/02
背面散乱中性子分光器の系譜とダイナミクス解析装置DNAの仕様を簡単に紹介する。DNA分光器は大強度陽子加速器施設(J-PARC)物質・生命科学実験施設(MLF)のパルス中性子源に設置されたSi結晶アナライザーを用いた飛行時間型(TOF)背面散乱分光器(n-BSS)である。DNA分光器と同系の、世界中で稼働中もしくは稼働していた主な研究用原子炉線源設置型およびパルス線源設置型の背面反射結晶アナライザー型高エネルギー分解能中性子分光器の概要を説明し、その中でのDNA分光器の特徴について解説した。
柴田 薫; 田村 格良; 曽山 和彦; 新井 正敏; Middendorf, H. D.*; 新村 信雄
Proceedings of ICANS-XVI, Volume 1, p.351 - 354, 2003/07
生体高分子,生体物質及び関連するソフトマターの動的構造を研究することを主たる目的として計画,設計されている生物用非弾性散乱装置DYANAの最適化デザインの検討結果について述べる。本装置は、日本原子力研究所東海研究所において建設が進められている大強度陽子加速器施設プロジェクトのなかの物質・生命科学実験施設パルス中性子源に設置することが提案されている。DYANA分光器は逆転配置型結晶解析分光器でカバーするエネルギー・運動量範囲はそれぞれ数eV数meV, 0.1数になる。これらの分光器の仕様により、蛋白質分子の運動を解析が可能になることが期待される。
柴田 薫; 田村 格良; 曽山 和彦; 新井 正敏; 新村 信雄
JAERI-Research 2002-036, 30 Pages, 2003/03
生体高分子,生体物質及び関連するソフトマターの動的構造を研究することを主たる目的として計画,設計されている生物用非弾性散乱装置DYANAの最適化デザインの検討結果について述べる。本装置は、日本原子力研究所東海研究所において建設が進められている大強度陽子加速器施設プロジェクトのなかの物質・生命科学実験施設パルス中性子源に設置することが提案されている。DYANA分光器は逆転配置型結晶解析分光器でカバーするエネルギー・運動量範囲はそれぞれ数eV 数meV, 0.1 数になる。これらの分光器の仕様により、蛋白質分子の運動を解析が可能になることが期待される。
東條 隆夫
JAERI-M 82-074, 37 Pages, 1982/07
Nal(Tl)検出器12.318a/0および3.051a/0の標準金属ウラン試料を用いた多重シングル・チャネル・アナライザーによるウラン濃縮度測定を種々なアナライザー・ウインド設定条件で行い、得られた濃縮度ERをGe 線スペクトロメー夕による濃縮度ERと比較・検討した。濃縮度が7.345,5.638および0.535a/0と測定された試料の濃縮度ERとERとの差異(ER-ER)はそれぞれ-0.001,0.066および-0.009a/0であり、10分間計測時の統計誤差はそれぞれ0.23,0.29および1.9%であった。これらの測定では、185-keV線(U)のピーク計数率測定用のウインドは216~210keVに、バックグラウンド計数率測定用のウインドは216~291keVに設定された。この設定条件は、ここで用いた種々の設定条件の中で最も安定で、外部放射線の影響が少ない測定が可能であることが明らかになった。
舩橋 達
Nuclear Instruments and Methods, 137(1), p.99 - 101, 1976/01
単色性の非常に高い偏極中性子線を得る新しい方法を提案する。中性子の運動エネルギーは、磁場中でスピンの方向に依存して変化する。この変化は、ゼーマンエネルギーに対応するもので、普通の磁場中では非常に小さいが、運動エネルギーの分裂は、後方散乱型中性子単色器-分析器系によって分解し得る。シリコンの完全結晶を単色器および分析器の例にとって現実性の考察を述べる。
柴田 薫; 高橋 伸明*; 川北 至信; 松浦 直人*; 富永 大輝*; 山田 武*; 中島 健次; 小林 誠*; 稲村 泰弘
no journal, ,
J-PARCセンター、物質・生命科学実験施設に設置されeVの高エネルギー分解能を実現したSi結晶アナライザー背面反射TOF型分光器DNAにおける広帯域エネルギースペクトル測定のための、パルス整形チョッパーの複数スリットを利用した同時多重入射バンドを用いる測定方法の開発を行った。コミッショニング測定および共用実験での適用例を交えて報告予定である。
柴田 薫; 川北 至信; 松浦 直人*; 富永 大輝*; 山田 武*
no journal, ,
J-PARCセンター物質・生命科学実験施設MLFに設置されている広帯域eV分解能TOF型分光器DNAは、現在大面積のSi111反射結晶アナライザー結晶を設置してeV高エネルギー分解能で共用実験に供されている。Si111反射結晶アナライザー結晶でカバーする運動量移行範囲はQ=0.08-1.93[1/A]である。更に、高い運動量移行量Qmax=3.8[1/A]までeV高エネルギー分解能で測定を可能にするため、Si3111反射結晶アナライザーの開発・テストを実施した。テスト用に設置したSi3111反射結晶アナライザーを用いたコミッショニング測定の結果から、想定された性能が得られていることが明らかになった。講演ではコミッショニング測定結果を交えて発表予定である。
柴田 薫; 川北 至信; 中川 洋; 山田 武*; 富永 大輝*; 松浦 直人*
no journal, ,
J-PARCセンター物質・生命科学実験施設MLFに設置されているSi結晶アナライザー背面反射TOF型高エネルギー分解能分光器DNAは、1.6micro eV以下の高エネルギー分解能を実現し高S/N比で広帯域に亘るmicro eV分解の非弾性散乱・準弾性散乱測定を世界に先駆けて実現した。本発表では、DNA分光器の平成29年度の現状と新たな研究成果を報告書する。
柴田 薫
no journal, ,
シリコン結晶アナライザーは、高エネルギー分解能の中性子非弾性後方散乱分光器の重要な分光デバイスで、その仕様は、分光器のエネルギー分解能とバックグラウンドを決定すると考えられている。エネルギー分解能を低下させることなく高S/N比のスペクトル測定を達成するために、構成するシリコンウエハの裏面に中性子吸収材料をコーティングした新しいシリコン結晶アナライザーを独自に新規開発・製作した。これを、J-PARCセンター物質生命科学実験施設のパルス中性子源に設置したダイナミクス解析装置DNA分光器の結晶アナライザーに使用して目的の性能を達成することが確認できた。